サウジアラビアは国営石油会社サウジアラムコの国内上場を2段階に分けて実施する計画だ。サウジアラビア証券取引所(タダウル)が過去最大の新規株式公開(IPO)を消化しやすくするためだ。このプロセスに詳しい複数のアドバイザーが明らかにした。それによると、アラムコは今年に株式の1%、来年にもう1%を、サウジ市場で公開する案を検討している。政府はムハンマド・ビン・サルマン皇太子の経済改革の中心であるアラムコ上場を加速する狙いだ。ムハンマド皇太子はアラムコ株5%の上場を通じて巨額の資金を調達し、サウジを石油依存体質から脱却させたい考え。世界石油業界で利益トップのアラムコについて2兆ドル(約215兆円)の評価を得たいとしているが、アナリストらの試算は1.5兆ドルに近い。
アラムコ、サウジ国内上場を2段階で実施へ
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