イラン革命防衛隊(IRGC)を中心とするイランの安全保障・軍関係者は、戦争終結に向けたドナルド・トランプ米大統領の暫定合意にまだ署名していない。米・イランの和平仲介役が12日明らかにした。3カ月半に及ぶ紛争の終結に期待が高まる中、同関係者の出方が大きな障害になる可能性がある。交渉では最小限の覚書で戦闘を終結させてホルムズ海峡を開放し、難題を巡る協議継続で合意することを目指す。仲介役によると、海峡開放と核問題を巡って進展があり、イラン外交トップも合意に前向きな姿勢を示している。ただ、イラン強硬派の安全保障当局者が内容を精査中で、戦争終結より抑止力の再構築と米・イスラエルが勝利する形にならないことを重要視しているという。イラン側のプロセスは不透明で、これまでも進展を妨げてきたと仲介役は指摘した。外交筋とIRGCにもそれぞれ異なる仲介役が働きかけている。