米宇宙開発企業スペースXが12日、新規株式公開(IPO)を実施し、終値は公開価格(135ドル)を19%上回った。史上最大のIPOは成功裏に終了し、近年で有数の好調な滑り出しとなった。スペースXは上場前日、750億ドル(約12兆円)相当の株式を売り出した時点で、公開価格ベースの評価額は1兆7700億ドルだった。取引初日を終えた時点での時価総額は2兆1000億ドルに達し、半導体大手ブロードコムや電気自動車(EV)大手 テスラを抜いて、米企業の時価総額ランキングで上位6位に浮上した。今回のIPOにより、スペースXの長年の投資家や従業員は合計で数十億ドルの巨利を手にし、マスク氏は世界初の「トリリオネア(保有資産1兆ドル超の大富豪)」となった。このIPOを支えたのは、人工知能(AI)の台頭を支えるデータセンターを宇宙に設置するという、マスク氏の壮大なビジョンに賭けた大勢の個人投資家だ。