2016年の米大統領選でドナルド・トランプ氏が民主党の牙城だったペンシルベニア州や中西部の一部工業地域を切り崩したのは、ブルーカラー層が中心である郡の多くが、経済再生を掲げるトランプ氏を圧倒的に支持したためだった。トランプ氏の大統領就任から2年。政治的に重要なこれらの郡は、雇用の伸びなど複数の経済指標で全国平均を下回ることが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の分析で分かった。しかし、世論調査によると、これらブルーカラー郡でのトランプ氏支持率は就任以降に上昇しており、経済成長が全国平均に届かなくても、トランプ氏は公約を果たしたとして、多くの有権者を満足させるのに十分な可能性がある。
中西部のトランプ人気、成長鈍化でも衰えず
雇用の伸びは全国平均以下でも支持率上昇
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