サウジアラビア当局者が国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)の延期を検討している。週末に同社の石油施設が無人機の攻撃を受けて、同国の原油生産の半分超が失われたためだ。複数の関係者が明らかにした。サウジアラムコは11月に国内の証券取引所に上場した後、海外市場に上場する2段階のIPOを計画していた。アラムコは予定通りアナリスト向けプレゼンテーションや銀行筋との会合を実施する見込みだが、サウジのエネルギー当局者とアラムコ幹部陣は、原油生産が完全に復旧するまでIPOを延期することを検討している。当局者らは、アラムコの上場延期を決める前に、攻撃による影響を十分に点検したいとの意向を示している。
サウジ、アラムコのIPO延期検討 石油施設への攻撃で
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