米フェイスブックはスマートディスプレー端末「Portal(ポータル)」の新バージョンを通じ、競争の激化する映像ストリーミング市場に参入する。第2世代のポータル・シリーズはビデオ通話と動画ストリーミングに対応。人工知能(AI)を利用して音声を聞き取る。人の動きを追跡するカメラとスピーカーを全モデルに搭載する。フェイスブックが18日披露した新製品は、昨年10月に発表したオリジナルのポータルの更新版。オリジナル版でプライバシー上の懸念が出たことに配慮し、新製品では自社への情報送信を拒否できるとし、電源が入っていない場合や撮影していない場合に見た目で分かりやすくした点を強調した。「ポータルTV」ではビデオ通話機能のほか、フェイスブック、「アマゾン・プライム」、音楽配信サービスのスポティファイなどのコンテンツのストリーミングを提供する。