主要格安SIMの料金表(今回はデータSIM)とともに、格安SIM、SIMフリースマホ関連の1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週は、グーグルがPixel 4の10月15日の発表を予告。また、IIJmioは10月以降に申込時の音声SIM解除料を1000円にすることを発表した。

11
今年も国内でのSIMフリー版リリースに期待!

Pixel 4が10月15日に登場か!?
すでにいくつか公式で情報も提供されている

 グーグル製デバイスを販売しているGoogle Storeの米国サイト上で、10月15日の新製品発表を予告している。「new Pixel phone and connected home devices」とのことから、Pixel 4およびスマートデバイスの登場が想像できる。

 昨年、3世代目にして、ついに日本上陸を果たしたPixelシリーズのスマートフォンだが、今年もSIMフリーを含めた国内発売を当然期待したくなる。なお、このPixel 4については、公式アカウントでも何度か情報が提供されており、マルチカメラの搭載や3D顔認証、モーションセンサーの搭載などが示唆されている。

IIJmioが、音声SIMの解除料が1000円に
名義が異なっている家族でMNPが可能に

 10月からの改正電気通信事業法の施行にともない、大手キャリアのみならず、その子会社、そして大手MVNOも分離型プランや長期契約の解除料上限1000円が義務化される。各社次々と対応を発表しているが、IIJmioも10月以降は音声SIMの解除料を変更する。

 現行は音声SIMの最低契約期間は12ヵ月で、それまでの解約は最大が1万2000円、利用月数ごとに1000円ずつ減額されている方式を採用していた。しかし、10月以降の申し込みはすべて1000円になる。

 一方でこの変更で契約時の特典などが減少することも想像できる。現在Amazon.co.jpでエントリーパッケージを購入して音声SIMを契約すると、初期費用が不要になるほか、月620円×12ヵ月の割引+月3GB×12ヵ月の増量が得られる。このキャンペーンは今月一杯と告知されており、今契約するか10月以降にするかは悩みどころとなる。

■Amazon.co.jpで購入


 また、IIJmioは9月24日より、「家族みんなでもっとカンタン乗り換え」と題し、家族で一斉にIIJmioにMNPしやすくするための施策も提供する。

11
家族での乗り替えをより楽にするための仕組みを導入するIIJmio

 具体的には、家族で一斉にMNPする際、電話番号の契約名義が異なっていると、代表者1人に名義を統一したうえで転入する必要があったが、契約名義が異なっていても可能になった。

 さらに、ミニマムスタートプラン/ライトスタートプランでは追加で1枚、ファミリープランでは追加で3枚のSIMを同時申し込み可能だったが、これをそれぞれ2枚、5枚までにすることで、より多くの家族で同時に契約できるようになった。

月1000円前後の人気格安データ通信サービス(すべて税抜)
(音声通話付きのSIMは前回分をクリック

月1500~2000円台の人気格安データ通信サービス
(すべて税抜)

※1:au網のSIMはSMS付きのみ(オプション料金必要)
※2:518円/1GBの追加チャージのみ、購入当月のみの利用で繰り越し不可(他は3ヵ月後の末日まで利用可能)。繰り越し可能な1GBのチャージは1188円
※3:au網を用いたサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある