米大統領選では候補者陣営や政治団体がインターネット界の大物の助けを借りようとしている。ユーチューブのセレブリティーやツイッターの著名人、インスタグラムで人気の犬などだ。「みんなの中には恐らく『選挙だって?!』って感じの人もいるだろう」。19歳のコメディアン、タイ・ギブソンさんは8月、自身のインスタグラムのフォロワーとシェアした動画でこう言った。「でも冗談はさておき、真面目な話、もうすぐ選挙だよ!」とギブソンさんは述べ、次のように続けた。「自分の投票ステータスを今すぐ調べておかなくちゃ駄目だよ」この投稿は、非営利政治資金団体「ネクストジェン・アメリカ」とのパートナーシップの一環で、北カリフォルニアの特別選挙での投票を促すことを目的に行われたものだった。ギブソンさん自身はノースカロライナ州グリーンズボロの出身だが、当時インスタグラムに2万7000人のフォロワーがいた。投稿と引き換えにネクストジェンのTシャツとフォルダーをもらったとギブソンさんは話す。投票の呼び掛けは物議を醸すようなことではないため、喜んで投稿したという。