ロレックスの腕時計はどのように作られるのか?秘密の本社へ潜入!

腕時計業界をけん引しつづける「ロレックス」。今回、特別に取材許可を得た中東版『エスクァイア』が、固く閉ざされた本社の扉の内側へと足を踏み入れました。世界最高の腕時計が生まれる現場(製造工場)で、私たちが目にしたものとは?

 ロアルド・ダールが1964年に著した名作、『チョコレート工場の秘密』はご存じでしょうか?

 物語の中で子どもたちは、ゴールデンチケットが入ったチョコレートを当てるため、ありったけのお金をつぎ込んでチョコレートを買い求めます。そして、ゴールデンチケットを手に入れることができれば、とびきりおいしいチョコレートをつくる工場に招待されるというストーリーになっています。

 風変わりな紳士(?)ウィリー・ウォンカが運営するこの工場は謎に包まれていて、部外者は決して立ち入ることができません。「あのチョコレートは、どのようにしてつくられているのか?」、人々は扉の向こうで起きていることが知りたくてたまらなくなるわけです…。

 さて、私たちは『エスクァイア』は…。

 確かにチョコレートには目はありません。ですが、どちらかと言えば、スイーツよりアクセサリーに興味がそそられるわけです…。ラグジュアリーなアクセサリーなら、なおさら。そんな編集部に1通の招待状が届きました。それはまさにゴールデンチケット…。それはスイスから送られて来た、ロレックス本社への招待状だったのです。