欧州連合(EU)で来月、新しい「著作権指令」が施行されるのを前に、米アルファベット傘下のグーグルはフランスのニュース記事へのライセンス料支払いを拒否すると表明した。規制環境の変化に対する具体策を初めて打ち出した。EU加盟国でフランスがまず新著作権指令を施行する。グーグルは、発行元がグーグルのニュース検索結果に本文の一部とサムネイル画像を無料で表示することを許可する場合を除いて、新指令で認められている通り検索結果に見出しだけを表示する方針を示した。グーグルのニュース担当バイスプレジデント、リチャード・ギングラス氏は電話会見で「検索結果に含めるリンクに料金は支払わない。支払えば当社の提供する結果がゆがめられるだけでなく、検索とグーグルに対するユーザーの信頼を損ねるだろう」と語った。
グーグル、記事リンク表示料の支払い拒否 EU新指令施行控え
有料会員限定
あなたにおすすめ