ドナルド・トランプ米大統領の側近は、同氏とウクライナ大統領との通話内容の記録をセキュリティーが厳重なコンピューターシステムに移したとされているが、このコンピューターはホワイトハウスの国家安全保障担当の側近でさえ通常アクセスできない極めて機密性が高いものだという。その運用に詳しい元関係者らが明らかにした。国家安全保障会議(NSC)のスタッフが使用するコンピューターシステムは少なくとも4種類あり、中でもそのコンピューターは最も厳重に管理されているという。保存されたデータには米国の最重要機密が含まれている。米国の他国での秘密工作や内部のスパイあぶり出しを狙いとした防諜(ぼうちょう)調査に関する情報だ。