排ガス自主基準でカリフォルニア州と合意した自動車メーカーへの反トラスト法(独占禁止法)調査に関連し、米司法省は来週、各社からの聞き取りを開始する。事情に詳しい関係者が明らかにした。調査決定を巡っては、政治的思惑を指摘する声も出ている。司法省は1カ月前に送付した書簡で、米フォード・モーター、ホンダ、ドイツのBMW、フォルクスワーゲン(VW)がカリフォルニア州大気資源委員会(CARB)と合意した温室効果ガス排出に関する自主規制基準について情報を求めていた。聞き取りは双方による初の話し合いの機会となる。4社は2022~26年式の車両の排ガスを年間3.7%削減することでカリフォルニア州と合意。7月に発表されたこの目標値はオバマ政権時代の基準よりは低いものの、トランプ政権が提示した基準より厳しい。
米司法省、ホンダなどから聞き取りへ 排ガス自主基準巡り
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