米実業家のイーロン・マスク氏は28日、民間の深宇宙探査船の開発を加速させる考えを示した。人間を火星に運ぶことを目的にした巨大宇宙船の発射試験を早ければ2020年にも行う計画だ。マスク氏は、民間資金を活用して巨大宇宙船を開発し、人間を月や最終的に火星に運ぶことを目指しており、その非常に野心的な工程表の概要を明らかにした。ただその発表前には、航空宇宙局(NASA)のジェームズ・ブライデンスタイン長官がツイッターで、マスク氏の米宇宙開発企業スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)が請け負っている、地球に最も近い国際宇宙ステーション(ISS)向けの、それほど技術的に野心的ではない有人宇宙船開発が大幅に遅れていると指摘する事態となっている。
マスク氏の有人火星宇宙船、来年にも発射実験へ
有料会員限定
あなたにおすすめ