【ワシントン】トランプ米政権は、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と取引を行うための特別ライセンスを一部の米企業に付与することを承認した。事情に詳しい関係者が明らかにした。  米中の閣僚級貿易協議が10日に予定される中、ライセンス承認は米政府の善意として解釈される可能性が高い。経済団体などは、米中の交渉団が今回の貿易協議で暫定合意か部分合意に達し、中国からの輸入品に対する米追加関税が回避されることを期待している。  トランプ政権が今年に入りファーウェイを制裁対象に加えたことで、米中は経済面で対立し、関税発動の応酬につながっていた。