ソフトバンクグループは、シェアオフィス運営の米ウィーワークに対し金融支援の準備を進めている。事情に詳しい関係者によると、支援が実施されれば、ウィーワークの現金不足が解消され、ソフトバンクが経営権を握ることになり、創業者のアダム・ニューマン氏の影響力はさらに弱まる。  ウィーワークは、親会社ウィーカンパニーの新規株式公開(IPO)撤回とニューマン氏の辞任を受けて、現在、資金繰りの改善を急いでいる。  ウィーワークにとって資金繰り難打開策は、ソフトバンクによる金融支援の他にもう一つある。