コンビニ大手は製造委託先企業に出資するなどして関与を強め、製造工程を機械化したり効率を高めたりしてはいるが、人力に頼らざるを得ない面も多い。それは物流面でも同じだ。

 東日本大震災で被災地に食品や生活用品を送り込んで被災者を支えてから8年、人手不足はさらに深刻化している。加盟店だけではなく、商品の製造から配送までマンパワーが持続する保証はない。

 各産業が平常営業に戻ってもなお、被災や復旧対応も絡んだモノ、物流、人の問題が顕在化し得るし、次なる災害がやって来るかもしれない。