マイク・ポンペオ米国務長官の上級顧問を務めたマイケル・マッキンリー氏が16日、ドナルド・トランプ大統領に対する弾劾調査を行っている下院の複数の委員会で証言に応じた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。自身が先週、上級顧問を辞任した理由について、駐ウクライナ米大使の解任を巡るポンペオ氏の対応への不満を挙げたという。関係者によると、マッキンリー氏はここ1カ月、ポンペオ氏に対し、マリー・ヨバノビッチ前駐ウクライナ大使を支持する姿勢を示すよう繰り返し求めたが、ポンペオ氏はそれに応じなかったと証言。それが先週、自身が国務省を退職した引き金となったと語った。5月に解任されたヨバノビッチ前大使は先週、複数の下院委員会に出席し、トランプ氏が数カ月にわたり自身を解任するよう国務省に圧力をかけていたと伝えられたと証言した。