生命保険を13本も契約!
将来の支出に備えすぎて収支ギリギリ

 Tさんは、専業主婦の奥さん(46)とお子さん(6)の3人暮らし。手取り月収は約63万円、ボーナスも夏と冬にそれぞれ手取りで170万円ほど支給されます。年収にすると1400万円以上という高所得家庭ですが、貯蓄は預貯金が180万円、財形年金貯蓄が450万円しかありません。

 夫であるTさんがが「きちんとやっている」というので、奥さんはお金のことをある程度任せきりにしていますが、すぐ必要なことに使える現金が目に見えないため、子どもの教育費がきちんと貯まるだろうか、老後資金は十分に出るのだろうかと心配しています。心配のあまり、インターネットでライフプラン表のつくり方を調べ、自分で将来のお金の流れを算出したりしていました。

 一方のTさんご自身は、少々ケチ、というか支出には厳しいという印象の人で、独学で知識をつけ、自分なりの判断でお金の管理などをしていきたいと考えているように見受けました。どうやら、自分なりにこだわりを持ち、よいと思うことに取り組んでいるようです。

 Tさんに話を聞くと、生命保険の月払い契約が5本あるにもかかわらず、年払い契約のものも8本あるといいます。「生命保険に入りすぎでは?」と思える状態ですが、Tさんは「貯蓄はこれで作っている」と言って譲りません。

 また、住宅ローンのボーナス払い、繰り上げ返済用の貯金、固定資産税用の貯金、自動車購入資金用の貯金、家電買い換え用の貯金…というように細かく将来の予算を組み、積み立てていました。

 これらの支出と、毎月困らないだけの生活費で、年間の収支はトントン。つまり、将来の支出などに備えるばかりに、自由に使えるお金を貯金するだけの余裕は残っていないのです。辛うじて、会社を通してやっている財形年金が増えるのみです。