着てみて実感した
リカバリーウェアの効果

 そして、リカバリーウェア市場が急速に立ち上がるのをチャンスと捉え、18年からは参入ラッシュが始まった。筆頭格が婦人服縫製国内大手の小島衣料だ。従来はBtoB事業に特化していたが、BtoC事業に新規参入を果たす切り札として、着るだけで安眠や疲労回復を促すパジャマ「リフランス」を開発し、18年度にテスト販売を行った。

 リフランスは、シリカやトルマリンなど7種類の天然鉱石の混合体「プラウシオン」を、奥深くまで染み込ませた繊維や生地を使用。プラウシオンは全身の血流改善や活性酸素除去などの作用が学会で発表され、“お墨付き”を得ているのがポイントだ。

 人間の体は、睡眠の始まりとともに深部体温(脳や内臓など内部の温度)が下がるが、この深部体温が下がりきらないと入眠が妨害され、睡眠の質が低下する。眠気を感じてくると手足が温かくなるのは、この深部体温を下げるために熱を外に逃がしているからだ。

 リフランスを着ると、プラウシオンが発する遠赤外線によって血流が良くなる。すると、血液が内部の熱を手足に運びやすくなり、放散が促進されることによって深部体温が効率的に下がりやすくなるという。同時にプラウシオンは副交感神経に作用してリラックス状態に導き、筋肉の緊張をほぐすとされている。生地は綿100%の天然素材であり、自然な着心地である点も特徴だ。

 実際に筆者もこのリフランスを、まずは今年8月頃に着て寝てみた。ただ、血流が良くなって温まったせいか、夏場の暑さや湿気の中で寝苦しくなり、寝付きが悪くなったように感じた。

 そこで10月の涼しくなった時期に再度着用して就寝。すると、早く眠りに付けて、翌朝の目覚めはすっきり。疲労が取れたせいか体が軽く感じ、日中も精力的に仕事や活動ができた。念のためその日の夜も着て寝たところ、翌朝も変わらず気持ち良い目覚めに。リフランスを使う前までは、疲れが抜けていない気がして二度寝の習慣が身に付いてしまっていたが、その悪癖から脱却。暑がりの筆者は、秋になってその効果が実感できた格好だ。