信長公出陣の像(愛知県清須市) Photo:PIXTA
2026年の大河ドラマは『豊臣兄弟』。豊臣秀吉の弟である秀長が主人公です。彼ら兄弟と切っても切れない重要な人物が、主君であった織田信長。厳しい、怖いイメージが強い信長は、意外な一面も持っていました。(歴史学者 濱田浩一郎)
豊臣兄弟が仕えた
織田信長はどんな人だった?
1月4日にスタートしたNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』では、豊臣秀吉の弟で名補佐役と言われた秀長の生涯が描かれます。
そんな豊臣兄弟の主君となるのが、織田信長(1534~1582年)です。ドラマでは、小栗旬さんが演じます。
織田信長と言えば、皆さんはどのような印象を持っていますか?
「怖い」「すぐに怒りそう」「冷酷な人間だったのではないか」――このようなイメージを持っている人が多いかもしれません。
確かにそうした印象は間違いではありません。一方で、彼の周囲の人々が記した書物をひもといていくと、世間のイメージとはまた違った側面が見えてきます。
華奢な体に強力なリーダーシップ
迫力で敵方を敗走させた逸話も
戦国時代の日本を訪れ、信長にも面会したことがあるポルトガル人の宣教師ルイス・フロイス。彼が執筆した『フロイス日本史』は、戦国時代の日本を知る上での貴重な史料となっています(中には誤解や誤りも含まれてはいますが)。
同書には、信長の身体的特徴や性格についてまとめて記されています。信長の身長は高くもなく低くもなく「中くらいの背丈」で「華奢な体躯」であったといいます。
信長は「軍事的修練」に勤んでいましたので、ほっそりとした体つきになるのは当然でした。信長の家臣・太田牛一が記した信長の一代記『信長公記』には若い頃(16~17歳頃まで)の信長が朝夕に馬の稽古、水練、鷹狩りに励んでいたことが記述されています。







