米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は23日、下院金融サービス委員会で仮想通貨の「リブラ」構想について証言した。議会がさらに精査できる機会を得るまで計画凍結を求める声も上がったが、ザッカーバーグ氏は実現向けて辛抱強く構想を進める考えを表明した。ザッカーバーグ氏は、リブラの決済システムを通じて、世界10億人以上の消費者に金融サービスを提供するというのが目標だとして構想を擁護する姿勢を示した。だが、実現にはリスクが伴うことも認めた。同氏は「私も実のところ、リブラが機能するか分からない」と指摘。一方で、米当局が承認しない限り、他国でのリブラ立ち上げには関与しないと言明した。