フェイスブックが無線事業を進めている。とはいっても、携帯電話会社を買収しようとしているわけでも、連邦政府が管理する電波の使用免許を取得しようとしているわけでもない。フェイスブックは機器メーカーやインターネット接続業者が無料で使用できるネットワーク技術を構築。家庭までファイバー回線を敷設しなくても、無線サービスによるインターネット接続の提供が可能になる。一部の大手IT(情報技術)企業や新興のネット接続業者は、従来のファイバー回線と変わらない速度の無線による家庭向けの接続サービスを、大手ケーブルテレビ(CATV)会社より安い価格で提供し、顧客を増やそうとしている。データの使用に関しても多くの場合、従来の接続事業者より制約は少ない。