米アルファベット傘下のグーグルは、謎に包まれた同社の検索アルゴリズムについてめったに語らない。だが今週、アルゴリズムの透明性を高めようとする動きを見せた。同社はアルゴリズムの改良内容を公開し、より精度が高く合理的な検索結果が上位に表示されるようになると明らかにした。グーグルの幹部は24日、報道陣への説明会で、最新の機械学習と数学モデルを導入した「Bert」を公表。現行のアルゴリズムをしばしば混乱させる複雑な検索キーワードや質問に対し、これまでよりも良質な回答がなされるようになると説明した。検索の性能向上では5年ぶりの大規模な変更となる。グーグルによると、検索10件のうち1件で結果の質が向上する。同社は検索プラットフォームの正確な利用件数を公表していないが、外部の調査では1日約35億件とされている。つまり、1日3億5000万件の検索でこれまでとは異なる結果が表示されることになる。
グーグル、ベール脱いだ検索アルゴリズム 改良にまい進
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