過激派組織「イスラム国」(IS)の報道担当幹部が米軍の空爆によりシリア北東部で死亡した。米国務省高官が認めた。同幹部を狙った空爆は、ISの最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者を自爆に追い込んだ急襲作戦の直後に行われたという。空爆で殺害されたのはアブハッサン・ムハジル幹部。同高官によると、ISの「ナンバー2のような」人物だったという。ドナルド・トランプ米大統領は27日、バグダディ容疑者が米軍の襲撃を受け、自爆ベストを爆発させたと発表した。ISは同容疑者の死亡をまだ認めておらず、最高指導者の後継者についても明らかにしていない。ただアナリストや米高官は、官僚的な組織であるISは最高指導者の死亡に備えていたはずだと指摘する。