「運動なんて面倒くさい、疲れるだけ」「運動は苦手だから……」

 年を重ねるごとに体が重くなり、運動を避けたいと考える人は少なくない。しかし、運動は、将来的な疾病の予防にとどまらず、日常生活のストレス解消にも一役買ってくれる。

 厚生労働省も「身体活動(生活活動・運動)に取り組むことで得られる効果は、将来的な疾病予防だけではない。日常生活の中でも、気分転換やストレス解消につながることで、いわゆるメンタルヘルス不調の一次予防として有効である」(「健康づくりのための身体活動基準2013」)と述べているように、適度な運動はストレス解消にうってつけの方法だ。

 一般社団法人ストレスオフ・アライアンスは、全国の男女14万人(男女各7万人、20~69歳)を対象に、大規模インターネット調査『ココロの体力測定2019』を実施。その中で、「運動」に関する詳細な調査を行っている。

 そこで今回は、調査から明らかになった「運動不足な人が多い都道府県ランキング」を紹介していこう。

※集計期間は2019年3月6日~18日。調査機関は株式会社メディプラス研究所。サンプル数は男女各7万人で、各県1000サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエイト修正した。また、1週間に20分以上の運動を「定期的な運動」として、アンケートを実施した。

「運動不足な人が多い都道府県」ランキング
1位は男性が山形県、女性は福井県

「運動不足な人が多い都道府県ランキング【男性版】」1位は山形県で、1週間に20分以上の定期的な運動をしていない人の割合は71.2%となった。2位は新潟県で、こちらも運動をしていない人の割合が70.1%と7割を超える結果となった。

「運動不足な人が多い都道府県ランキング【女性版】」1位は福井県で、なんと定期的に運動をしていない人が78.6%に上った。2位の岡山県では、その割合が78.2%となった。

運動不足な人が多い都道府県ランキング【男性版】【女性版】ベスト5割合(%)は、小数点第2位以下を省略 拡大画像表示