11月の米株式市場では、アップルとマイクロソフトの上昇に後押しされる形で、ダウ工業株30種平均が初めて2万8000ドルを突破した。両社が主要株価指数に与える影響の大きさが改めて示された。アップルとマイクロソフトは、利益が着実に伸びている上、米中貿易協議について楽観的な見方が広がったこともあり、テクノロジー部門全体をけん引している。国内最大企業の地位を争う中、アップルの株価は年初来で66%高となっている。時価総額は1兆1600億ドル(約126兆円)に達し、マイクロソフトを抜いた。アップルはスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」以外の製品やサービス部門の売上高が増え、改めて投資家の注目を集めている。