米国ではIT(情報技術)求人件数は記録的な水準に達し、IT人材の採用は難しくなっているが、年長のIT求職者は企業で敬遠されている。米国ではIT労働者の若年化が進んでいる。IT業界団体コンプティアがまとめた2019年のデータによると、IT業界では22~44歳の労働者が61%を占めるのに対して、全職業に同年齢層が占める割合は49%にとどまる。一方、コンプティアによると、米企業の全IT職者に占める45歳以上の労働者の割合は38%で、全職業に占める同年齢層の割合は44%だ。この差が最も大きいのが、35~44歳の労働者だ。コンプティアで調査・市場インテリジェンス担当シニア・バイス・プレジデントを務めるティム・ハーバート氏によると、IT労働者に占める同年齢層の割合は29%だが、全米の労働者全体に占める同年齢層の割合は21%にとどまる。
年長のIT求職者、人材不足も企業は敬遠
米ハイテク業界は若年化、特に高いのが35~45歳の割合
有料会員限定
あなたにおすすめ