今年の米国株は大方のアナリスト予想以上に急伸した。ただ、ウォール街のストラテジストは、2020年も同じようなパフォーマンスになるとは期待すべきではないと話している。  SP500種指数は年初来、26%の値上がりとなっており、このまま行けば、年間で2013年以来の大幅な上昇率となる見通しだ。米中貿易交渉で一定の進展が見られることに加え、世界的な金融政策の転換が株高を後押ししている。株式市場の動向を予想する投資銀行のストラテジストによると、来年の強気相場の動向は、今年よりもはるかに控えめになりそうだ。