デキる上司のズルい一言写真はイメージです Photo:PIXTA

部下から、「どうしようもない悩み」を相談されて困ったことがある人もいるかもしれません。特に経験の乏しい若手社員は、自分ではどうしようもないことでもくよくよ悩んでしまいがち。そんなとき、デキる上司はどうアドバイスするのでしょうか?(ギックス共同創業者 田中耕比古)

「そこで悩んでも仕方ないのに……」
デキる上司が部下にかける言葉とは?

 部下の相談に乗っていると、そこで悩んでも仕方ないだろう……というところで、悩んでいたりします。

 例えば……

・ しっかりと緻密な計画を立てていたが、お客様の方から変更依頼が相次ぎ、スケジュールが遅延してしまった

・ いろいろと資料などを調べているが、全く適切な情報が見つからず、これ以上調べようがなくて途方に暮れている

・ 会社の方針が大きく変わり、自分の所属部署が再編されてしまい、今後の自分のキャリアはどうなるのだろうか

 というようなことです。

 もちろん、本人は困っているわけですし、目の前に問題は存在しています。

 しかし、こうした問題について、悩んでいる本人ができることは、非常に限られています。

 お客様からの変更依頼が出ないように、丁寧に事前確認をするなどの打ち手はあったかもしれませんが、実態として「変更依頼が相次いだ」ことについては、今さらどうしようもありません。

 調査活動を頑張っているが、情報がないというのは、もちろん調べ方が悪いなどの話もあるとは思いますが、正直なところ「ないものはない」のですから、いかんともしがたいところがあります。

 会社の方針変更は、定期的に起こります。そもそも、社会のルールなども変化しますので、それ自体は「そういうもの」だと受け入れるしかありません。

 若手が自分でなんとかできることが全くないとまでは言いません。しかし、仕事ができる上司の皆さんほど、こういう内容で悩んで時間を浪費することに、どれほどの意味があるのかという疑問が湧いてくることでしょう。

 そんなとき、部下にはどんな言葉をかければいいのでしょうか。