米議会の下院民主党がドナルド・トランプ米大統領に対し、少なくとも2つの弾劾条項を起草する見込みとなった。民主党のスタッフ3人が明らかにした。下院司法委員会はトランプ氏が政敵を調査するようウクライナ政府に圧力をかけたとされる件が、権限の乱用にあたり弾劾に相当すると判断。また側近らが弾劾調査に参加しないよう阻止に動いたことも、議会への妨害だとして別の弾劾条項とする見通し。またスタッフの1人によれば、3つ目の弾劾条項を司法妨害で起草することも検討している。これら弾劾条項は早ければ10日朝にも公表される予定。これまでに弾劾調査で証言した人数は17人に及んでいる。下院司法委員会は週内に採決を実施し、下院本会議に送付する可能性もある。下院本会議では直ちに採決が実施され、過半数を獲得すれば可決される。