サウジアラビア当局者はここ数週間、国営石油会社アラムコのアジア上場の可能性を探るため、外国人投資家と会合を行った。関係筋が明らかにした。サウジが国内での新規株式公開(IPO)に続き、海外上場もなお視野に入れていることが改めて浮き彫りとなった。  アラムコ株は11日から、サウジ国内の証券取引所で取引が開始される。同社は先週、公開価格を設定し、評価額は1兆7000億ドル(約185兆円)に上った。同社は株式1.5%を計256億ドルで売却するとしており、世界最大のIPOとなった。