サウジアラビア当局者はここ数週間、国営石油会社アラムコのアジア上場の可能性を探るため、外国人投資家と会合を行った。関係筋が明らかにした。サウジが国内での新規株式公開(IPO)に続き、海外上場もなお視野に入れていることが改めて浮き彫りとなった。アラムコ株は11日から、サウジ国内の証券取引所で取引が開始される。同社は先週、公開価格を設定し、評価額は1兆7000億ドル(約185兆円)に上った。同社は株式1.5%を計256億ドルで売却するとしており、世界最大のIPOとなった。アラムコ関係者は11月、国内上場の応募を受け付ける一方で、海外市場への上場を巡り金融関係者と接触し、外国人投資家を呼び込む方策について協議した。アラムコ関係者は来年、海外上場への準備を本格化する考えを伝え、上場先は日本か中国になる公算が大きいとの見方を示したという。
アラムコ、海外上場巡り関係者と接触 日中が有力
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