主要格安SIMの料金表(今回はデータSIM)とともに、格安SIM、SIMフリースマホ関連の1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週の話題は、シャオミがついに発表会を開催、1億画素カメラスマホ「Mi Note 10」は税抜5万2800円。テストユーザー向けに提供中の楽天モバイルの自社回線サービスが、3時間近い通信障害。「arrows M05」が発表など。

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1億800万画素カメラが話題の「Mi Note 10」がついに発表。注目されていた価格は税抜5万2800円

情報が小出しで出されていたシャオミ「Mi Note 10」
SIMフリーで税抜5万2800円で販売、上位モデルもあり

 SNSを中心に、公式で情報が小出しにされていたシャオミの国内第1弾となる「Mi Note 10」が正式に発表された。価格は税抜5万2800円で16日発売。上位モデルの「Mi Note 10 Pro」も用意され、こちらは税抜6万4800円で23日発売。

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Mi Note 10。本機はグレイシャーホワイトで、ほかにミッドナイトブラック、オーロラグリーンが用意される

 Mi Note 10の売りは何と言ってもカメラ。サムスン製で1/1.33型という超大型センサーは1億800万画素。このセンサーサイズと画素数を活かし、精細感の高い写真はもちろん、暗所でも強さを発揮する。カメラ自体は5眼構成でこのメインカメラのほか、ポートレート撮影用の光学2倍の1200万画素、光学5倍の500万画素、超広角の2000万画素、マクロの200万画素という組み合わせ。

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1億800万画素のカメラは1/1.33型という超大型センサーでもある。光学5倍の望遠カメラや超広角カメラも

 Mi Note 10 Proはカメラをさらに強化しており、メインカメラのレンズがMi Note 10の7層構造に対し、8層構造となっている。DxOMarkで「HUAWEI Mate 30 Pro」と同点での最高点になっているモデルと同スペックのカメラを搭載するのはこちらとなる。

 基本スペックは、6.47型有機EL(19.5:9、1080×2340)、Snapdragon 730G、6GBメモリー(Proは8GB)、128GBストレージ(同256GB)、画面内指紋センサー、MIUI 11(Android 9ベース)など。シャオミ側で国内3キャリアのネットワークとの接続を確認しており、DSDVにも対応する。カラバリはグレイシャーホワイト、ミッドナイトブラック、オーロラグリーン。

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価格発表の瞬間はどよめきも。ただ、販売体制についてはまだ準備不足感も!?

 販売は現時点でAmazon.co.jpのみ。実機を試せる店舗などの情報はまだなく、またサポートもメールアドレスのみ掲載というのはやや気になる点だ。

■Amazon.co.jpで購入

楽天自社回線サービスが通信障害で、総務省から再びの指導
正式サービス開始については年内は音沙汰無しのまま!?

 「無料サポータープログラム」として、実質的にテストユーザー向けという形で提供が続く、楽天モバイルの自社回線サービスだが、10日午前、8時30分頃から11時15分頃まで3時間弱に渡って、全国的に音声/データの両方で障害が発生していたことが発表されている。これに合わせて、13日には総務省から、安定したサービスの提供のため必要な措置を講ずるよう要請が行なわれている。

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現時点で5000人のテストユーザーのみが利用している状態だが、正式スタートはどうなる!?

 自社回線サービスの正式スタートについて、現時点で特にアナウンスがなされていないことから、1つのメドと見られていた2019年の年内はまずないものと考えられる。あらためての発表が待たれる。

arrowsの新SIMフリースマホ「arrows M05」が発売
ミドルクラスで防水・防塵やおサイフ対応

 富士通コネクテッドテクノロジーズは、SIMフリースマホの新モデル「arrows M05」を発表。家電量販店やMVNOなどで、18日から順次販売される。

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 arrows M05は今回も国内ユーザー向け機能を盛り込んだミドルクラスのモデルとなっている。主なスペックは5.8型ディスプレー(19:9、1080×2280)にSnapdragon 450(1.8GHz、オクタコア)、3GBメモリー、32GBストレージ、13.1メガ+5メガカメラ、指紋センサー、2880mAhバッテリー、Android 9など。防水・防塵やおサイフケータイにはもちろん対応し、シンプルなUIや文字を大きくするなど、初心者向けの機能も特徴的。

HISモバイルが定額制と段階制をミックスした新プラン
「ビタッ!プラン」

 HISモバイルが新プラン「ビタッ!プラン」を開始している。音声SIMとデータSIM、ドコモとソフトバンクの2ネットワークからそれぞれ選択が可能。

 「ビタッ!プラン」の特長は、月100MB/2GB/5GB/10GB/15GB/30GBと6段階になっている段階制の料金でありながら、あらかじめ上限を設定しておける点。上限にまで達すると、128kbpsに通信速度に制限されるものの、月途中でも制限を変更すれば、再び通信速度を回復できる点にある。

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段階制でありながら、上限値が設定でき、またその上限値は月途中で変更することも可能だ

 これにより、段階制でありながら、料金が高くなりすぎるという心配はない。また想定しているよりも通信量が増えてしまった月でも、割高な追加チャージで支払いが増えることなく、いつもより多い通信量が利用できる。案外これまでの格安SIMにはなかったプラン内容となっている。

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音声SIMとデータSIM+ドコモ/ソフトバンク回線の計4タイプが用意されている

月1000円前後の人気格安データ通信サービス(すべて税抜)
(音声通話付きのSIMは前回分をクリック

月1500~2000円台の人気格安データ通信サービス
(すべて税抜)

※1:au網のSIMはSMS付きのみ(オプション料金必要)
※2:au網を用いたサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある