イランの首都テヘランで6日行われたイラン革命防衛隊(IRGC)精鋭部隊のガセム・ソレイマニ司令官の葬送行進には、何十万人もの人々が参加した。イランの当局者らは国民を鼓舞し、軍の強力なリーダーだったソレイマニ氏を標的とし殺害した米国に対して報復を警告した。ソレイマニ司令官は、中東各地でのイランが陰で糸を引く戦争の立案者だった。また、米国の主張によれば同司令官は、2003年の米国主導によるイラク戦争後の、米国と同盟諸国の何百人もの兵士の死につながった戦略の責任者でもあった。同司令官は3日、米軍の空爆によりバグダッドで殺害された。ソレイマニ氏が率いた「コッズ部隊」の後任の司令官は6日、ソレイマニ氏の路線を継続すると語った。同部隊はIRGCの海外任務を担当している。