――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  高過ぎるインフレ率の危険を巡る懸念が経済解説につきものだった時代はとうに過ぎ去った。だからといって、インフレが予想以上に過熱する可能性を完全に退けるべきではない。  米労働省が14日に発表した昨年12月の消費者物価指数(CPI、季節調節済み)は前月比0.2%上昇と、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想の0.3%に届かず、前年同月比では2.3%の上昇だった。食品・エネルギーを除くコアのCPIは前月比で0.1%上昇、前年同月比では2.3%上昇となった。