3歳のときにはIQに1.5倍の差がつく

 親から肯定的に、豊富な語彙で、頻繁に話しかけられていた子どもは、ほとんど話しかけられなかった子どもの2倍ほどの量の単語を知っていた。小学校に通うようになると、そうした子どもは会話の少ない家庭の子どもと比べて、読む、綴る、書く能力がはるかに高かった。

 赤ちゃんはおとなのような受け答えはできないものの、しっかりと聞いている。それが子どもにとってはいいことなのだ。たとえ収入といった重要な変数の影響をとりのぞいたあとであっても乳幼児の時代から話しかけていれば、わが子のIQを上げることもできる。

 3歳を迎える頃には、親(おしゃべりなグループ)からしょっちゅう話しかけられていた子どもは、親(無口なグループ)からあまり話しかけられていなかった子どもと比較して、IQのスコアが1.5倍高かった。このIQの高さが一因となり、親がおしゃべりなグループの子どもたちのほうが成績もよかったのだろう。

 だが、これだけは肝に銘じてもらいたい。あなたのお子さんの脳にいい影響を与えるには、生身の人間が必要であることを。

 だから声帯を鍛えようではありませんか。ポータブルのDVDプレーヤーでは役に立たないし、お宅のテレビにサラウンドスピーカーがついていたってダメなのだ。

 あなたの声帯が、ものを言うのだから。