ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、引き続き世界での影響力拡大を追求する考えを表明した。ロシアは、新政府への移行を発表したばかり。ラブロフ氏は17日の年次記者会見で、世界における「不安定要素」とみなす米国などに邪魔はされないと述べた。ロシアは欧米に対抗しながら世界での影響力を高める努力を続けるという。ラブロフ氏は「世界では明らかに動揺が続いている」とした上で「西側諸国の攻撃的態度が大きな不安定要因だ」と述べ、米国がその最たるものだと指摘した。世界におけるロシアの影響力の高まりは国民の愛国心を刺激し、ウラジーミル・プーチン大統領への支持を強固にしている。プーチン氏は外交や防衛政策を主導し、国内・経済政策は政府が担っている。新体制ではミハイル・ミシュスチン氏が次期首相に指名された。