日本の生産性が低いのは、零細企業が多いからであり、零細企業で無形資産が少ないからである。
無形資産への投資は、日本の生産性を上げる切り札となる。
日本の生産性は、
先進国中で最低
OECDによると、日本の生産性は極めて低い。
2018年の日本の1人当たり労働生産性(就業者1人当たり付加価値)は、8万1258ドル(824万円)で、OECD加盟36カ国中21位だった(注1)。
日本の時間当たり労働生産性(就業1時間当たり付加価値)は、購買力平価換算で46.8ドル(4744円)だった。
これは、アメリカ(74.7ドル/7571円)の6割程度でしかない。OECD加盟36カ国中21位であり、主要先進7カ国で見ると、1970年以降、最下位の状況が続いている。