【ウィーン】サウジアラビアは中国での新型コロナウイルス感染拡大への対応策として石油輸出国機構(OPEC)と協力国による追加減産を目指していたが、ロシアがこれに待ったをかけた。OPEC関係者が6日明らかにした。  OPECとロシアなど非加盟協力国の代表は今週3日間にわたり、コロナウイルスによる中国の原油需要縮小を示す統計に対応すべきか協議を重ねた。  サウジは当初、日量80万~100万バレルの減産を支持していた。その後60万バレルという妥協案を提示したものの、協議は決裂した。