東部ニューハンプシャー州で11日、今秋の米大統領選に向けて民主党候補の指名を争う予備選が実施される。事前の世論調査ではバーニー・サンダース上院議員が他の候補を抑えてリードしている。隣のバーモント州を地盤とするサンダース氏は、ニューハンプシャー州の世論調査でトップを走ってきた。2位につけているピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長は、先週の初戦・アイオワ州の党員集会でサンダース氏と事実上の引き分けを演じ、勢いに乗っている。候補者の中で最年長のサンダース氏(78)と最年少のブティジェッジ氏(38)は、小さなニューハンプシャー州で火花を散らしてきた。サンダース氏が完璧な勝利を目指す一方、ブティジェッジ氏は今後のネバダ州とサウスカロライナ州での激突に向けて有力候補としての地位を固めようとしている。