中国の電子商取引大手アリババグループは、ここ最近まで順調に事業を展開してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大でほぼ確実にその勢いが削がれている。ただ、このウイルス感染問題で事業機会も見出せるかもしれない。アリババの10-12月期売上高は前年同期比38%増の232億ドル(約2兆5500億円)に達した。11月11日の毎年恒例のセールイベント「独身の日」があるため、10-12月期は同社にとって例年かき入れ時となっている。アリババ株は先月、過去最高値を更新。それまで6カ月間の上昇率は40%近かった。11月に香港市場へ上昇したことも追い風となった。香港市場の投資家の間でアリババは比較的高いバリュエーションを享受している。
アリババ、新型ウイルス禍の暗雲に一筋の光明も
有料会員限定
あなたにおすすめ