米運輸安全委員会(NTSB)は25日、カリフォルニア州マウンテンビューで2018年3月に発生した米テスラ車の死亡事故を巡り、同社の運転支援機能「オートパイロット」が事故の一因だったとし、監督責任のある道路交通安全局(NHTSA)を強く非難した。NTSBはNHTSAの調査部門がテスラのドライバーモニタリングシステムの有効性や予測可能な誤用などの評価を完全には行っていなかったと非難し、同システムの精査を求めた。NTSBのロバート・サムウォルト委員長は25日、NHTSAに対し、必要な際には必ず是正措置が取られるべく監督する責任を果たすよう求めた。NHTSAの広報は声明で、不注意運転は今後も懸念事項であり続けると考えており、報告書を検討するとした。テスラはコメント要請に応じなかった。