米大統領選で民主党の指名獲得を狙うマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長の選挙陣営が、指名獲得争いから離脱した実業家のアンドリュー・ヤン氏に支持を要請し、同氏の副大統領候補としての起用を打診していたことが、事情に詳しい関係者2人の話で分かった。今月に入り予備選から撤退したヤン氏は政界での今後のキャリアを検討しており、ブルームバーグ氏への協力は約束しなかったと、別の関係者は述べている。ヤン氏からは今のところコメントは得られていない。ブルームバーグ氏の側近は、同氏が指名を獲得した場合にヤン氏を副大統領候補に起用することが真剣に検討されているわけではないとした。ヤン氏はインターネット上で「ヤン・ギャング」と呼ばれる熱狂的な支持基盤を抱えていたが、アイオワ州の党員集会とニューハンプシャー州の予備選で低迷し、指名獲得レースを離脱した。現在は米CNNにパネリストなどとして出演している。
ブルームバーグ氏、ヤン氏に副大統領候補起用を打診
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