【ワシントン】米保健当局の一部職員が、適切な安全手順を教えられないまま中国から帰国した米国人が隔離されているカリフォルニア州の複数の施設に派遣され、その後、民間機で自宅のある地域に帰っていた疑いがあることが分かった。厚生省(HHS)への内部告発に詳しい関係者が明らかにした。  内部告発では、災害対応などを担当するHHS傘下の児童家庭局(ACF)の一部職員に焦点が当てられている。HHSは告発内容を調査していると述べた。  国務省が手配したチャーター機で2月上旬に中国から帰国した米国人は、2週間の隔離措置が取られた。