米ネットワーク機器大手シスコシステムズが新たな人員削減を開始した。世界経済の不透明感に伴い、同社は売上高の伸び鈍化が予想されている。シスコは27日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、今回のレイオフは「進化する顧客とパートナーのニーズに対応するため、現在進めている投資と経営資源を調整するプロセスの一環だ」と述べた。影響を受ける具体的な人数や職種は明らかにしていない。同社は約7万5000人の従業員を抱えている。シスコは削減の対象となる従業員を支援すると述べた。同社は今月、2020年2-4月期(第3四半期)の売上高が1.5~3.5%減少する見通しだと述べた。19年11月-20年1月期(第2四半期)の売上高は前年同期比3.5%減だった。
米シスコシステムズ、新たな人員削減を開始
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