新型コロナウイルスの感染拡大が、中国で起債ラッシュを引き起こしている。低金利で資金を手当てできるため、金融機関や企業が先を争うように債券を発行しているのだ。  2月初旬以降、中国では製造業・航空・不動産開発など150社以上が通称「コロナウイルス債」の発行により、合計2370億元(約3兆6700億円)超を調達した。この債券は、調達資金の一部が「感染拡大の防止や抑制」に向けた国内の取り組みに振り向けられる仕組みだ。  コロナウイルス債の方が低金利で資金が確保できるとの認識が企業の間で広がったことで、発行ペースは加速している。