山田隆持
撮影/石川卓

 携帯電話は成熟期に入ったが、「グーグル携帯」のようなスマートフォンは成長期にある。

 日本の携帯電話の総販売数は約4000万台。そのうち、スマートフォンは、ざっくり言って、5%ぐらい。今年は150~200万台増えると予測される。

 一方で、米国におけるスマートフォンのシェアは20%なので、まだまだ日本は伸びる余地がある。

 でも、そうすると、日本でスマートフォンが伸びれば、「iモード」がダメになるのではないか? と言われることがある。遠い将来のことはわからないが、ここ数年は両立できると考えている。

 もう1つある。スマートフォンを導入すると、下手をしたら通信事業者は「土管」(通信ネットワーク)を提供するだけになってしまうのではないか?と言われることもある。