全米で新型コロナウイルス感染拡大の抑制に向けて封鎖措置が取られる中、銃器業界は営業を継続できるよう州・連邦当局に対してロビー活動を展開し、銃器店を必要不可欠な事業に指定するよう迫っている。銃器業界ではここ1週間、需要が急増し、全米で銃器店の前に長蛇の列ができている。全米射撃スポーツ財団(NSSF)が持つ連邦データによると、銃購入に必要な身元審査の件数は16日に前年同日比300%も急増した。2月23日以降の総審査件数は前年同期比の2倍に達している。銃需要の急増は、州・地方政府の店舗閉鎖命令と相いれない動きだ。カリフォルニアやニュージャージー、ニューヨーク、ペンシルベニアなど外出禁止令を出した一部の州では、食料品店や薬局、ガソリンスタンドのように営業を継続できる不可欠な事業に銃器店は含めていない。
銃器店のコロナ閉鎖に反対、米業界「必要不可欠」
州・連邦当局にロビー活動
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