世界の科学者は知識と資源を総動員し、新型コロナウイルスの感染症「Covid-19」が遺伝子の差異によって重症化しやすいのか否かを突き止めようとしている。なぜ一部の患者はごく軽い症状ですみ、他の患者は重症になるのかを解き明かす狙いだ。科学者を最も当惑させている疑問の一つは、基礎疾患のない中・若年層で健康そのものに見える人がなぜ、時に重度の医学的介入が必要になったり死亡したりするのかだ。遺伝子検査を手掛ける米23アンドミーの主任科学者、アダム・オートン氏は「遺伝学はしばしば、関連性を解明するための数字当てゲームだ」とし、「対象の人数は多いほどいい」と語った。同社は6日、研究に着手したことを明らかにした。
新型コロナの症状さまざま、遺伝子に手掛かりか
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