ジョー・バイデン前副大統領は9日、選挙陣営とバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)の側近らによる話し合いからまとめあげた医療保険制度や教育に関連する新たな政策を発表した。大統領選に向け、自身への支持で民主党を団結させることが狙い。バイデン氏はサンダース氏が選挙戦からの撤退を8日に表明したため、民主党からの指名獲得が確実な情勢。新たな政策では高齢者医療保険(メディケア)の対象年齢を65歳から60歳に引き下げて拡大すると述べた。また低所得者層や中流階級の家庭に対し、公立大学や伝統的に黒人学生が多い大学、そしてマイノリティーが多く在籍し資金繰りに苦しんでいる教育機関に進学した場合は、学生ローンの債務を免除するとした。
バイデン氏、医療保険制度などで新政策 民主党団結を図る
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