岩倉具視、三条実美らの支援で誕生した
創業約150年の精養軒がダントツ

「コロナに強い」外食企業ランキングにおいてダントツだったのは、1872(明治5)年に日本における西洋料理店の草分けとして誕生した精養軒。当時の有力政治家だった岩倉具視、三条実美らの支援を受けて創業した由緒正しき老舗だ。

 2015年1月期には流動比率が400%弱だったが、その値は年々急激に高まっていき、19年1月期は1206.7%という他社を圧倒する数値をたたき出している。

 なお、精養軒は決算短信で20年1月期決算を発表しているが、今回のランキングは有価証券報告書ベースで作成しているため、19年1月期を最新データとして掲出した。ちなみに、決算短信ベースの20年1月期で流動比率を計算したところ、1232.4%と、さらに高まっていることが分かった。

 流動比率の分子である流動資産の95%超が「現金及び預金」で占められている。19年1月期に有価証券の償還などによって同項目が20億円弱から48億円へと大幅に増加。その結果、流動比率も772.9%から1206.7%へと急上昇している。

 では、精養軒に次ぐ2位以下の企業をご紹介しよう。社名だけではピンとこない読者が多いかもしれないので、運営している主なブランドの名前と共に一気に10位までお届けする。

【2位 かんなん丸】
流動比率:457.8%
主なブランド:庄や、やるき茶屋
*かんなん丸は大庄グループの加盟店

【3位 壱番屋】
流動比率:424.3%
主なブランド:カレーハウスCoCo壱番屋

【4位 アークランドサービスHD】
流動比率:394.2%
主なブランド:かつや、からやま、からあげ縁

【5位 サイゼリヤ】
流動比率:343.7%
主なブランド:サイゼリヤ

【6位 ブロンコビリー】
流動比率:342.6%
主なブランド:ブロンコビリー

【7位 東京一番フーズ】
流動比率:326.0%
主なブランド:とらふぐ亭、ふぐよし総本店、魚の飯

【8位 銀座ルノアール】
流動比率:323.8%
主なブランド:喫茶室ルノアール、ミヤマ珈琲

【9位 ハイデイ日高】
流動比率:316.6%
主なブランド:日高屋、来来軒

【10位 あみやき亭】
流動比率:315.6%
主なブランド:あみやき亭、感激どんどん、美濃路